こんにちは、みこまろです。
今日は、「モンクモード(Monk Mode)」と呼ばれる習慣について紹介します。
私がモンクモードについて知るきっかけになったのは、英語の勉強がてらYoutubeを観ていたら偶然見つけたこの動画です。
Prince Eaという登録者数600万人を超えるYoutuberがアップしている動画です。
残念ながら日本語字幕はありませんが、比較的ゆっくり話してくれているので、英語をそこそこ勉強している人であれば内容は理解しやすいかなと思います。
とは言っても,「英語で23分もある動画観てられない!」という方もいるかと思いますので、今日はこの動画で語られている「モンクモード」について、ざっくり解説していこうと思います!
モンクモードとは?
モンクモードとは何かと簡単に言うと、
「私たちの集中力を削ぐものを遠ざける習慣」といったところでしょうか。
「モンク(=Monk)」とは日本語で「僧侶」「お坊さん」「修道士」などと訳されます。
個人的には「修行僧」という言葉が一番しっくりくる気がしますが、つまるところ、モンクモードとは”修行僧のような生活習慣”のことを指していると言えます。
修行僧と聞くと、「俗世から距離を置いて、山にこもって座禅をしたりしてひたすら精神を鍛え上げる…」そんなイメージがあるかと思いますが、実際にそのような生活をするのではなく、現代バージョンで、もう少しマイルドにやりましょうということです。
自己啓発界隈では、”ドーパミン・デトックス(Dopamine detox)”という考え方もよく知られていますが、モンクモードもその親戚のようなものと考えてよいかと思います。
現代社会における「集中力」の重要性
まず,モンクモードを実践するにあたり,私たちが生きる現代社会の仕組みについて,ある程度知っておく必要があります。
これを知ることで、成功する上でモンクモードがなぜ効果的なのかを理解できます。
この動画の冒頭でも触れられていますが、それは現代社会において、
「注目」=「お金」
ということです。
「注目」と訳すのが正しいかは分かりませんが、英語で「Attention」と言われています。(アテンションプリーズ?(Attention Please?)の「Attention」ですね。)
モノや情報がありふれた現代においては、企業としてはモノやサービスを売るために、それらを人々に知ってもらう必要があります。
そこで、広告費を払ってでも、より多くの人の目に触れるソーシャルメディアを通して、企業は自社の製品やサービスを知ってもらおうとします。
間接的に私たちの「注目」がお金を生み出しているとも考えられます。
「やらなきゃいけないことがあるのに,だらだらスマホいじってしまった」,「勉強そっちのけでゲームをしてしまった」,「勉強中にスマホが気になって集中できない」などなど…
このような経験がある人も多いと思います。(もちろん私もその一人です)。
代表的なものはSNSですが,InstagramやTikTok,Youtubeなど,あらゆるソーシャルメディアに私たちは多くの時間を費やしてしまいがちです。
この辺りは、以下の動画でも解説されているので、興味ある方はご覧ください。
あらゆる手段で私たちの「注目」を得ようとしてくる、そんな現代社会では、自分のやりたいことに「注目・集中」するのも中々大変なんですね。
では、どうすれば自分のやりたいことに集中できるのか…?
そこで登場するのが、”モンクモード”です。
ではここから、モンクモードを具体的にどんなことをしていくのか、その内容に迫っていこうと思います。
モンクモードのやり方
モンクモードでは、簡潔にまとめると以下の2つのことを実践します。
- あらゆるジャンクな情報を遮断する
- 「肉体」「心」「精神」を鍛え上げる
「おいおい、なんだかスピリチュアルな感じになってきたぞ…」と思われるかもしれませんが、続けます(笑)
①あらゆるジャンクな情報を遮断する
まず、1つ目は「あらゆるジャンクな情報を遮断する」ということです。
ここで言う”ジャンクな情報”とはネットニュースやSNS,ポルノなどの私たちの集中力を削いでしまうものを指します。
”ジャンクフード”ならぬ”ジャンクインフォメーション”ってところですね。
その情報がジャンクなものかどうかを見分ける方法は、その情報を取り入れる際に、受動的なのか能動的なのか,自分の行動に目を向けるといいと思います。
例えば、次々再生されるYoutubeの動画だったり、特にあてもなくスクロールするInstagramだったり、その行動が受動的(ただ情報が入ってきているだけの状態)であるなら、それはジャンクな可能性が高い。
一方で、何かを勉強する時などは、おそらく能動的な行動のはずです。
受動的に英単語帳を開くツワモノはいないはずです。
では、ジャンクな情報を遮断するために何をすればよいのか。
「俺はもうそんなもの見ない!」といって意志の力だけで遮断できればよいのですが、大抵の人にとっては難しいかと思います。
そこで、この動画で紹介されているのは、「あらゆるSNSから姿を消す」ということです。
何もアカウントを削除する必要はありません。
アプリを削除して、数か月SNS上から姿を消すのです(この動画では、習慣化の観点から66日以上がおすすめとされています)。
大抵の人にとって難しいことかもしれませんが、モンクモードとは”孤独との闘い”でもあります。
孤独と闘い、己と向き合い、ひたすら己を磨き上げることに集中する。(少年ジャンプで、主人公がどこかにこもってしばらく修行するシーンありますよね。あれと同じだと思いましょう。)
私自身、数年前に全てのアカウントをきれいさっぱり削除しましたが、結構おすすめですよ。
SNSにどっぷり浸かっていた人ほど最初はしんどいと思いますが、自分のやりたいことに集中できるなら、悪くない選択かなと個人的には思っています。
”SNS疲れ”なんて言葉も聞きますし、「ちょっと疲れたな…」と感じている人などは、一度試してみてもいいかもしれません。
「やっぱりSNSが必要だ」と思えば、また再開すればOKだと思います。
②「肉体」「心」「精神」を鍛え上げる
モンクモードにおいて、あらゆるジャンクな情報を遮断した次にすること。
それは、
「肉体」「心」「精神」を鍛え上げるということです。
・肉体=Body
・心=Mind
・精神=Spirit
は私たちを作り上げる土台となるものですので、ここを強固なものにしなければ、その上に何かを築くことは難しいというお話です。
勝手に「Mind=心」、「Spirit=精神」と訳してしまいましたが、正直私もこれらの違いははっきりとは分かっておりません。笑
ざっくりと、物事に対する考え方、心のあり方、そういった内面を鍛えることだと捉えておけはOKだと思います。
この動画では、これらをどのようにして鍛え上げるか、具体的な習慣まで紹介されています。
まず肉体。
あなたは、自分が思う理想の肉体をキープしていますか?
ノーと答える人が多いのではないでしょうか。
鏡見て、「あぁ..俺の肉体美、ほれぼれするわ…大好き。」
そんな風に思えるよう鍛えることがおすすめされています。
必要なことは極めてシンプル。
「食事」と「運動」。ただそれだけです。
この動画では、「Nutrition and Exercize(栄養と運動)」と言われています。
食事については,「GBOMBS(ジーボンブス?)+Fish」を摂取することを勧めています。
GBOMBSとは,下記の頭文字をとったもの。
・Green(緑の野菜)
・Beans(豆)
・Onion(玉ねぎ)
・Mashrooms(キノコ類)
・Berry(ベリー類)
・Seeds(種類)
これらに加えて、新鮮な魚(=Wild caught fish)を摂取し、かつ加工食品などのパッケージ化されたものではなく、生の素材からできたもの(スーパーの生鮮コーナーで買えるものですね)を摂取すると良いとのこと(”Real Whole Foods”と言われています)。
また、飲み物は「水」が良いようです。
現代人の多くは慢性的な「脱水症状」にあるらしく、水を適度に飲むことが勧められています。
運動については、
・散歩
・筋トレ
が勧められています。
野菜を中心にしたヘルシーな食事を摂り、運動習慣も身につけていれば、「ザ・健康」とうい感じですよね。
「それができたら苦労しないわ!!」と思う方もいると思います。
安心してください。私も思いました。
でもやっぱりやるしかないんですよね。
シンプルだけど難しい。
だから一緒に頑張りましょう。あなただけではありません。少なくとも私は味方ですから。
筋トレを続けるコツとしては、筋トレの「記録」をつけるのが良いそうです。
私自身、実際に筋トレの記録をつけていますが結構おすすめです。ま、やらない日も全然ありますけどね)。
続いて「心」と「精神」。
これは肉体が「外面」を磨くことなのに対して、心と精神は「内面」を磨くということです。
そのためにできることは以下の3つ。
・読書(専門家が書いたその分野のトップ3を読む)
・宗教的なものに触れる
・瞑想
「読書」に関しては個人的には、興味が持てるものであればどんなものでもいいと思います。
動画では、「自分が興味のある分野の専門家が書いたトップ3の著書を読むのがいい」と紹介されています。
個人的には、フィクションでもノンフィクションでも,スマホをポチポチする代わりに読書をすれば何でもいいかと思います。
何となくですが、自分が今まで会ったことのある人で、男女問わず「この人魅力的やわ…」と感じた人は結構な確率で読書好きな印象があります。
理由は分からないけれど,幅広い価値観に触れているからでしょうか…?
「宗教的なものに触れる」に関しては、私自身が無宗教であり、かつ実践できていないことなので、ここでは詳細は割愛しますが、その考え方に触れるというのがよいみたいです。
「瞑想(meditation)」に関しては、私自身習慣化できておらず詳細は割愛しますが、以前試した時にかなりリラックスできて気持ちよかったのを覚えています。
この動画では、何も瞑想室に入ったり、ヨガマットの上でする必要はなく、ただただ「自分の呼吸を感じる」という簡単なことから始めるとよいとのことです。瞑想,成功者の多くがおすすめしています。)
まとめ
モンクモードについての解説は以上です。いかがでしたでしょうか?
私自身、モンクモードの存在を知ったのはつい半年前くらいのことで、100%実践するのは難しいけれど、試してみる価値はあるかと思います(意識するだけでも、どっぷりジャンクに浸かるよりはマシなはず…)
現在は、サラリーマンしながら英語学習やブログを書いたりしておりますが、モンクモードを知ったことは一役買っていると思います。
私自身が格闘していることと言えば、英語の勉強にも使うYoutubeを自制できないことと、ジャンクフードを完全に断つことです。中々難しい。だってうまいもん。
Youtubeについては「英語で観てるからええやろ」と、ついつい勉強している気になってしまうのですが、実際はただ全く頭に入っていなかったり、白人美女を眺めたいだけだったりします。
ジャンクフードも極力控えるようにはしてますが、たまにの週末くらいは食べてしまったりもします。
受験勉強、資格の勉強、副業などなど、皆さん色々と挑戦していると思いますが、スマホやSNSなどで気が散ってしまうと悩む人にとって「モンクモード」はきっと助けになるはずです。
そして最後に、個人的にとても大事だと思うことに触れて、この記事を終わりにしようと思います。
それは、「モンクモードは必ずしも”苦行”である必要はない」ということ。
モンクモードは、何やら苦行に何年も耐え抜かなきゃいけないような響きがあると思います。
でもそれは少し違っていて、あくまで自分をいい方向に持っていくためのヒントに過ぎません。
ジャンクインフォメーションもジャンクフードも、モンクモードを通して距離を置いたからといって、何もその後の人生で一度も触れることができないという訳じゃありません。
あくまで、「一旦離れてみる」という実験感覚でやってみるのがオススメ。
距離を置いてみて、やっぱり自分に必要だと思うのであれば、また少しずつ取り入れていけばいいし、自分に必要なかったと思うのであれば、そのまま距離を取ればいい。
「自分がやっていることが自分に本当に必要か?」
これを発見できればうまいもんです。
モンクモードをやることで、気分が下がるようではむしろ逆効果ですから。
私自身、やっぱりたまにはアイス食べたいし、ポテチもマックもたまには食べたい。
ぜひ皆さんも、これを機にジャンクなものとの”自分なりの”付き合い方を見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
みこまろ。